佐賀大学管弦楽団のご案内

佐賀大学管弦楽団について

佐賀大学管弦楽団は、佐賀大学に所属する学生を中心に構成されている学生オーケストラです。年に2回、春季と冬季に、定期演奏会を実施しています。演奏会で取り上げられる曲は、ポピュラーなものから、オーケストラの世界では名曲と言われるような曲ばかりを取り上げており、学生オーケストラらしく演奏活動を行なっています。団の構成員は、決して音楽専門学科に限られることはなく、最近では理工学部や農学部など、音楽とは関係のない分野の学生も多く見られます。団のほとんどは大学から始めた初心者であり、高校時代は運動部だったという人も多数いますが、日頃の練習によって、立派なオーケストラの一員となります。

団としての公式行事は、春季と冬季にある定期演奏会が主ですが、それ以外にも、恒例となっている佐賀大学付属学校への訪問演奏や、地域の音楽イベントへの参加など、活動の幅は多岐に渡っています。

当楽団では、新たな団員を募集しております。詳細は、団員募集のページを御覧ください。

過去の歩み

佐賀大学管弦楽団の過去の歴史について、主要年代ごとにまとめています。

昭和27年 黒沼幸四郎氏(佐賀大学名誉教授)が赴任。黒沼氏はオルガン専門であったが、ヴァイオリンの演奏もされており、音楽科の学生による、ヴァイオリンを中心とした弦楽合奏が始まった。楽譜は黒沼先生が総譜から写譜されることが多く、それこそ「キラキラ星」のような曲の合奏が最初だった。その後、旧教育学部旧校舎の音楽科合奏室で発表会が行われるようになり、卒業演奏会等でも弦楽合奏が行われた。
昭和33年 丸山繁雄氏(当団元団長)、平野雄三氏(元佐賀女子短大教授)の両氏が佐賀大学音楽科に赴任。この両氏を核とした佐賀大学の学生と一般の音楽愛好家により、佐賀交響楽団(現在の佐賀交響楽団の前々身)が結成された。
昭和36年 昭和36年7月14日、佐賀市公会堂において第1回目の演奏会が行われた。このときには、佐賀市出身の国際的ピアニストで、ベルリン・フィルハーモニーと共演されたこともある豊増昇氏と、モーツァルトの「載冠式」を共演している。この佐賀交響楽団は2年間続き、その後、一般の人と佐賀大学の学生がそれぞれ独立し、一般の人は佐賀フィルハーモニー(現在の佐賀交響楽団の前身)を、佐賀大学の学生は佐賀大学管弦楽団を、それぞれ結成した。昭和36年12月には、嬉野町(現在の佐賀県嬉野市)の公会堂において、長崎管弦楽団と合同で、シューベルトの「未完成交響曲」を演奏した。
昭和37年 この年からは、春と秋の年2回の演奏会(この当時は、春は長崎大学管弦楽団との合同演奏会、秋は佐賀大学単独の演奏会)が行われるようになった。
昭和41年 校舎移転等の問題によって定期演奏会を中止。
昭和43年 黒沼氏の後任に後藤忠雄氏(当団名誉顧問、佐賀大学名誉教授)が赴任し、同年12月までの定期演奏会を踏まえて第11回定期演奏会が行われた。回数が明記された演奏会が実施されるようになったのは第11回目からである。その後はほぼ毎年定期演奏会が実施されている。
昭和48年 國府慶作氏(佐賀大学名誉教授)が赴任。以後、平成21年の第51回定期演奏会まで常任指揮者を務める。
昭和53年 春にサマーコンサート(後にスプリングコンサートへ改名)を開始し、再び年に2回の演奏会が実施されるようになった。
平成22年 指揮者契約制に移行。これにより、第51回定期演奏会をもって、國府慶作氏(佐賀大学名誉教授)が退任された。